そろそろ2ヶ月
毎日あちこち出かけてバタバタする日々も過ぎ、自転車も手に入れ、落ち着いて一日中ラボで仕事をする事が出来るようになってきた。
天気の良い土曜日などは、ちょろっと街乗りサイクリングに出かける余裕も出てきたり。
街の真ん中を流れる川沿いには歩行者・自転車専用道があり、鈍りきった脚にはとてもちょうど良い爽やかサイクリング。宣伝の飛行船が飛んでいたり、ヨットやカヌーが川面を進んでいたり、穏やかな眺めの中で人々は短い夏をゆったりと楽しんでいる。
北山や信州の峠は懐かしく思うけれど、大陸の平地を一日かけてゆったり走ってみたりもしたいと思う。
研究の方は、日本の宿題のデスクワークをまず終わらせてしまわねばと思いつつも、不慣れな環境で出来る事から進める日々。微妙な違いはありつつも、基本に従って実験をすればまったく同じように反応が起きて、同じようにコロニーが生えて、同じようにバンドが出て、同じように細胞が増えて、同じように測定できるのがサイエンスのいい所だなと思う。
そして、どこであってもみんな良いデータを得る事に苦労していて、再び自分がこの先の見えない状況の中を進んでいかないと行けないのだなと思う。競争の激しい昨今の研究業界を見ているだけで焦りがうまれてくるが、2ヶ月ほどの間で目覚ましい結果が出る訳でもないし、日々を無駄にしないように過ごす事が大事だと自分に言い聞かせている。
先日の晩ご飯。
アメリカに来たからには、日本ではあまり食べる事の無かった牛肉もこちらでは比較的安めなので、たまにはステーキも。うまし。(でも、やっぱり日頃は安い鶏肉生活。)