visa取得
客観的にはかなり直前になったけれど、アメリカ留学のためのJビザを取得したので、参考までに要点をメモ(2014.05 時点での情報)。下調べの段階では、色々なブログにお世話になりました。感謝。昔の情報などをみるとドキュメントの名前が変わっていたりするので、その辺りは検索してヒットしたページの年月を気にする必要あり。
予習してざっくりイメージが掴めたら、米国ビザ申請のページを読む。
「非移民ビザ」の中にほぼすべての情報が書いてあるので、その通りにやれば基本的には大丈夫。初めてポスドクで留学する人はほとんどが「交流訪問者ビザ」になるはず。
最終的に用意した書類を以下に列挙。夫婦二人での同時渡米の予定。
- DS-2019 (J-1)
- DS-2019 (J-2)
受入機関からの受け入れ証明に相当するので、visaを申請するためにまず何より大事。留学が可能な事を確定次第、受入先のボスにお願いして、大学等の担当事務の人に作成してもらう。この担当する人の仕事ぶり次第で、かかる時間に数週間から数ヶ月と差が出るというもっぱらの噂。自分の場合、人事担当の人に取り次いでもらいメールでやりとりし、大学独自の留学手続き専用ページにアカウントをもらって必要情報を打ち込んでから、連絡を入れたらすぐ次の週にはFeDexでDS-2019が二人分(J-1とJ-2 dependent)届いた。仕事早し。この時点でまだ2月。バーコードの上に書いてあるSEVIS ID number(Nで始まる番号。J-1とJ-2で別々)と、真ん中やや上に書いてあるProgram Number(J-1とJ-2で共通)が後のDS-160申請に必要。
- パスポート
有効期限が十分ある事。結婚等で名前が変わっている場合は早めに作り直しておく。ちなみに、過去10年以内に発行された古いパスポートも必要と書いてあるが、その古いパスポートの時にアメリカのvisaを申請した経歴が無ければ不要のようで、我々は受付で返された。
- 証明写真
かなり規定が細かい。写真屋さんには規定が厳しいから専用のを撮った方が良いと言われたが、我々は真っ白の壁をバックにデジカメで写真を撮って、写真編集ソフトでトリミングして顔の比率やピクセル数を合わせたjpegファイルを作成し、DS-160の申請用に用いた。同時に、全く同じ写真の高解像度のデータも作成して、こちらはフラッシュメモリに入れて近所のセブンイレブンで5cmx5cmでプリントアウトし、領事館での面接用に用いた。DS-160の申請画面中でデジタル写真のチェックが入り、このvaridationを通過していれば問題ない?
- DS-160
非移民ビザ申請のページからDS-160オンライン申請のサイトに飛んで、地道に作成する。よく言われるように、入力する情報が多くて時間がかかる。パスポートを手元に置き、渡航歴や受入先・家族・両親の情報などを揃えて置いてから始めると良い。一定時間作業しないと接続が切れるので、こまめに保存しながら入力していくと良い。夫婦それぞれで作成する必要があるが、J-1に続けてJ-2の入力に進めた気がする。作成が完了したら、バーコード付きのConfirmationページをそれぞれ両面で印刷しておく(PDF版を自分のメールに送る事もできる)。
- VISA申請料
ビザ申請料金支払い方法のページからリンクに飛んで、指示に従う。DS-160の確認番号が必要だったはずなので、先にDS-160を作成しておく。支払い方法にはPayEasy対応のATMを選んだ。Pay-Easy用の収納機関番号・お客様番号や、ビザ支払いの受付番号など、途中で色々な番号が発行・表示されるので全部メモしたり印刷したりした。2人分一括支払いで35,200円。近所のゆうちょATMで支払い、そのご利用明細書はVISA申請時に必要らしいのでA4の紙に貼り付けておいた。システムの稼働時間にもよると思うが、ATMで支払ってすぐに、受付番号を用いて面接の予約が可能になった。
- SEVIS I-901 Fee
J-1ビザの人のみ、ビザ申請料とは別にクレジットカードでのSEVIS feeの支払いが必要。詳しくは交流訪問者ビザのページから。最後の支払証明ページを印刷しておく。
- 面接予約確認書
ここまで完了すればDS-160の確認番号とVISA申請料の支払い受付番号があるはずで、面接の予約ができる。混んでない時期ならすぐに予約できると思っていたら、3週間先の5月中旬が予約可能な直近の日だった。6月頭に渡米する事を考えるとミスはできない日程だったので、もっと早めに手続きをすれば良かったと反省。J-1とJ-2はまとめて予約するので、メールで送られてくる予約確認書を一応2枚印刷しておいた。
- 戸籍謄本
- 戸籍謄本の英訳
婚姻を証明する書類として必要。ネットに落ちているテンプレを参考にして英訳を適当に自作。
- 留学助成の英文証明書
- 留学先BossからのOffer letter <一応>
- 成績証明書(英文)<一応>
- 修了証明書(英文)<一応>
助成の証明書は、滞在費の出所がFellowshipからであることを証明するのにおそらく必要。それ以外は必ず必要かどうかは分からなかったので一応添付しておいたが、成績証明書などは開封されなかった。
- 銀行残高証明 <間に合わず>
一応必要かと思って、英文での残高証明を面接前日に銀行に発行してもらいに行ったが、郵送で3日ほどかかると言われて断念。助成の証明書があるためか、結果的には不要だった。
- クリアホルダー
J-1とJ-2それぞれ別に必要書類をまとめて、こちらを参考に順番にクリアホルダーに入れて面接に持参。
あとは、予約した大阪の米国領事館に行って面接を受けるのみ。1時間前の朝8時にはもう人が並んでいて、順番に中に入って手続きをするので、時間は厳密に決まっているわけではなさそう。先に書類のチェックと指紋採取してから領事の窓口に行き、英語でいくつか簡単な質問を受けたら、3日ほどでvisaが届くと言われて終了。
2日ほどでレターパックが届き、visaの貼られたパスポートと、写真以外のほぼ全ての提出書類がそのまま戻ってきた。
このvisaは、船便での海外引越の手続きやアパートの契約に必要になったので、パスポートとともに、visaのページはスキャンして保存しておくと色々便利。