iPod touch 4th(8GB), Papers

家のinternet接続を光回線から無線ルータータイプのWiMAXに移行したのを機に、初代の頃から憧れていた携帯情報端末"iPod touch"を購入した。ほぼ、小さなパソコンと言ってよいぐらいの高機能さに感動。何かを書くのには向かないけれど、情報を受けたり集めたり探したりするのに超便利。
先月アメリカに出張した際に空港で感じた、いちいちノートPCを開く時の煩わしさも無くなるし、アメリカなら至る所にあるWiFiスポットで必要な情報も位置情報をもとに楽に検索可能。


そしてtouchの購入を機に、Macでの論文管理に長らく愛用してきたフリーソフトiPapersから、有料ソフトのPapersに移行した。
そもそも5,6年前にiPapersを見つけたときは、PubMed IDで論文を管理するというシンプルさと、iTunesの様に論文のPDFを保存できる便利さに感動して、以来ずっとお世話になってきた。
しかし、touchの購入後、"Papers for iPhone"というAppが存在することを知ったので、Mac用とtouch用をそれぞれ購入してiPapersから移行することにした。
以下覚え書き。(MacMini, MacOS 10.6.5)
(なお、このエントリーを大いに参考にさせていただきました。)

  1. Papersを購入。クレジットカード使用で$42。手続きが完了すると、"Serial Number Name"と" Serial Number"が与えられる。登録したメールアドレスにも届く。
  2. Papersをダウンロードしてインストール。最初の起動時に、PDFの保存先を指定、コピーする、オリジナル消さない、サブフォルダ作らない、Rename PDF files as "PMID"、と設定。
  3. 起動後、上記のライセンス項目をコピペしてactivate。(先にダウンロードして、ソフトの中からライセンス購入する場合は自動的にactivateされる。30日間の無料トライアル期間があるので、動作を確認して気に入ったら購入してもよい。)
  4. ファイルメニューから Import... > iPapers PDFs を選択し、PDFファイルの入っているフォルダを指定。インポートされるのをひたすら待つ。
  5. PDFの移行が完了後、iPapersでのFavoriteに相当するCollectionを手作業で作成。さらに、各論文を手作業でcollection(複数可)に割り振る。面倒だった。
  6. touchにPapers for iPhoneを購入してインストール。
  7. (MacをWiMAXのLANに接続しておく。)*1
  8. システム環境設定>共有>インターネット共有 の、「共有する接続経路」を"AirMac"、「相手のコンピュータが使用するポート」を"Ethernet"。それから「インターネット共有」をチェック。*2
  9. Mac側のPapersを開いたまま、touchのPapersを起動、Help Center > Synchronize > Enable Syncing "ON" して設定したMacが認識されたらチェック。
  10. Mac側のPapersが接続許可を聞いてくるので許可する。
  11. Syncの設定画面で、双方向同期を選び、同期するCollectionsをチェックしてから"Sync"で同期開始。
  12. 同期が終了したら「インターネット共有」を切る。


700報ほどの論文が2,30分ほどで同期完了。これで1Gちょっと。
touchで論文を読むのは現実的でないけれど、必要なときにどこでもすぐに論文を探して確認できるのは大きい。もちろん検索も可能。


とはいえ、最初に読むときはやっぱり紙に印刷するのだけど・・・。
これはおそらく20世紀生まれの宿命で、一生直らないと思う。

*1:これは必須ではなかった。Mac本体内蔵の無線LAN装置(AirMac)のポートを介してtouchがMacに接続できれば良いだけなので。

*2:必要に応じて、"AirMacオプション"でWEPによる暗号化を設定する。