090123
この日はTo Goさんと近所のタイカレー屋さんでランチ。相変わらず美味しい。
To Goさんはものごとの本質を掴んで言葉にするのがうまい。
ツールドフランスの話からエベレスト登山の現状の話になったときに
「研究にしてもどの世界でも、中に入ってある程度見えてくる現実とマスコミや世間一般での見られ方には常に解離がある」
と軽くひとこと言える。うまく要約の肝を抑えている。
マスコミで囃し立てられる評価と、その世界の人が本当に価値を置く評価とはだいたいずれていて、マスコミばかりに評価されるような時期が来た時は(来るのかどうかはともく)、逆に自分の仕事を冷静に見つめ直さなければいけない時なのだろう。
ほかにも
- あまり楽観的になれない人は、一ヶ所で落ち着いて積み上げた仕事をするのがよい事もある。
- それでも、楽観的であることは研究者に必要な性質の1つ。(これに戦略が加われば完璧なのだが)
- 柔軟性てのは、100%が「気の持ちよう」である。(だからこそ若いうちに多くの経験をしておいた方が良い)
など、当たり前だけど考えさせられる話がポンポンと出てきて、楽しい会話をさせてもらった。
最後に、
- 悲壮感では研究は続かない。
「悲壮感漂う人間は速い」という言葉の通り、自転車乗りにはつきものの悲壮感、だと思っていたけれど、JMKと後で話していてそうでもないかなと思い直した。
何かを変えるときには必要かも知れないが、モチベーションを持続するのには悲愴感では不十分だ。
それにはまず、走ること自体が好きな自分に気付くべきだろう。
旅行の話もしたのだけれど、
ドイツ観光の目玉はクリスマスマーケットよりもカーニバル(謝肉祭)のようだ。
ひたすらお菓子を投げまくったりするなど、その狂乱ぷりが楽しそうだ。
<参考>ドイツ観光局