吉野桜
あまりに天気のいい日曜日。
実験しているだけなのも勿体ないので、同僚とロッテリア片手に鴨川へ。
サクラの枝の真下でのんびりしていてもそこは理系人間
同僚が気にしていたのは
「サクラでも受粉は虫がするのか」(←最近虫に集中しすぎ)
僕が気になったのは
「葉っぱはどこから芽吹いてくるのか」(←無知すぎ)
受粉については、ソメイヨシノはすべて接ぎ木なりのクローンだと思うから、受粉の必要自体が無いんでないか、という話になった。
葉っぱについては良く分からなかったので、そのうち葉っぱになりそうな芽を写真に撮ってみた。
帰ってから調べたところ
- ソメイヨシノは、エドヒガンの花が葉より先に咲く性質とオオシマザクラの大きくて整った花形を併せ持った品種。
- サクラ属には自家不和合性(他系統との交配でないと結実しない、あるいは結実しても発芽しない)があり、ソメイヨシノは特にその傾向が強い。
- 全ての里桜の固定品種は挿し木などのクローン増殖で植樹されている。
- 越冬芽には、花だけが出る芽(花芽)、葉だけが出る芽(葉芽)、花と葉が出る芽(混芽)がある。
- ソメイヨシノの場合、花芽は太く卵形、葉芽は細長く長卵形。
なので、
ここに写っている萌芽はタイミング的にはたぶん花芽かな。
このまだ固そうな芽が葉芽かな。
結構花芽と葉芽が枝の中で混在しているみたいだ。
wikipediaで読んで初めて知ったけれど、
ソメイヨシノは60年ほどしか生きられないらしい。
結実もせず長生きもせず、ただ花咲くために生きている。
そう思うと、ちと切ない。