Providence

神、あるいは摂理、という荘厳な名前をもった街に日帰りで行ってきました。

連れて行ってくれたのは、奇遇というか腐れ縁というか日本から遠く離れたこんな所でもいまだにつるんでいる、ペー氏。こちらの日本人友達らとBBQをしに行く集まりに誘ってくれたのだ。いつもの事ながら感謝。

 

朝早くに迎えに来てもらい、アメリカ版ファミレスチェーンというべきIHOPで朝ご飯。

朝からカロリーたっぷりのパンケーキとはヘビーだな、と思ったが、いざ料理が来てみると意外と量は(日本人から見ても)常識的で、柔らかさやシロップとの相性も良くぺろりと食べてしまった。うん、これはなかなかいい。

 

お昼前には到着して、街を散歩することに。

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天空の城っぽい感じで丘の上に建つRhode Island州議事堂。(今気付いたけど、Road Island州じゃなかったのね・・・)

 

お昼過ぎ頃が一番天気が微妙だったけれど、それからはだんだんと晴れ間が広がってきて、絶好のBBQ日和となった。この、一時どんよりした天気があっても、みるみる晴れ渡り始めてからっとした気候に変わってしまうのは、こちらの天気の特徴な気がする。東海岸の夏はどこもこんなもんなのだろうか。

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BBQをしていたお家のテラスからは、街と議事堂を見下ろす最高の景色。これで7時ぐらいの頃だったか、日が沈み始めて宴もたけなわ。風がとにかく気持ちよかった。

 

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夜は街に出て、Waterfire見物へ。てっきり灯籠流しのようなものを想像していたが、こちらの人がそんな生ぬるい物で満足するわけなく、川の真ん中にいくつもキャンプファイヤーを並べてファイヤーダンスと共に点火するような、名前そのまんまのイベント。これはこれでゆったりして面白く、花火といい、夏の夜にはなぜか火が似合うなあ。

 

色々な事務仕事が一段落して、ラボに引きこもりがちになるけれど、こういった機会を作ってくれる友達らがとても有り難いです。夏は短いので、出来るだけ機会を作って出かけようと思った週末でした。

そろそろ2ヶ月

 毎日あちこち出かけてバタバタする日々も過ぎ、自転車も手に入れ、落ち着いて一日中ラボで仕事をする事が出来るようになってきた。

 天気の良い土曜日などは、ちょろっと街乗りサイクリングに出かける余裕も出てきたり。

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 街の真ん中を流れる川沿いには歩行者・自転車専用道があり、鈍りきった脚にはとてもちょうど良い爽やかサイクリング。宣伝の飛行船が飛んでいたり、ヨットやカヌーが川面を進んでいたり、穏やかな眺めの中で人々は短い夏をゆったりと楽しんでいる。

 北山や信州の峠は懐かしく思うけれど、大陸の平地を一日かけてゆったり走ってみたりもしたいと思う。

 

研究の方は、日本の宿題のデスクワークをまず終わらせてしまわねばと思いつつも、不慣れな環境で出来る事から進める日々。微妙な違いはありつつも、基本に従って実験をすればまったく同じように反応が起きて、同じようにコロニーが生えて、同じようにバンドが出て、同じように細胞が増えて、同じように測定できるのがサイエンスのいい所だなと思う。

そして、どこであってもみんな良いデータを得る事に苦労していて、再び自分がこの先の見えない状況の中を進んでいかないと行けないのだなと思う。競争の激しい昨今の研究業界を見ているだけで焦りがうまれてくるが、2ヶ月ほどの間で目覚ましい結果が出る訳でもないし、日々を無駄にしないように過ごす事が大事だと自分に言い聞かせている。

 

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 先日の晩ご飯。

 アメリカに来たからには、日本ではあまり食べる事の無かった牛肉もこちらでは比較的安めなので、たまにはステーキも。うまし。(でも、やっぱり日頃は安い鶏肉生活。)

こちらに来ても

ビスコップとアビスコスプーン、大活躍中。

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東海岸より

渡米してからほぼ一月が経ちました。

様々な縁のおかげで、スムーズな出だしでアメリカ生活を始める事が出来ました。

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(イケアで買いだし中。)

 

渡米前からアパートの契約がほぼ済んでいた事もあり、渡米翌日の午前中にはスーツケースと共に新居に入る事ができ、銀行口座の開設から携帯電話の契約(SSNもヒストリーも不要のAT&TのGoPhoneプリペイドプランで$15の激ショボ端末を購入)まで済ませる事ができた。

その後、大学のpaperworkから始まり、大学のID取得・安全講習・メールアドレスの取得・PCのセットアップ、インターネットの契約、SSNの取得などなどを経て、ようやく健康保険の加入までこぎ着ける事ができた。残る大きな作業は運転免許の取得が残っているが、国際運転免許も持参してきているので、こちらの運転に慣れつつ進めて行きたいところ。

ラボには平日毎日行きながらちょこちょこ用事を済まして土日で大きな買い物をする、というのを繰り返して、生活に必要な物は一通り揃ってきた。来客を迎えるにはまだ不完全だけれど、ぼちぼちと揃えていくのを楽しむ事にしよう。(あとは自転車の物色だなぁ・・・ぶつぶつ) 相変わらずラボの会話にはついて行けないが、積極的にからんでpick upしていくしかない。ていうか、ワールドカップの話で盛り上がっていると余計ついて行けないッス。まだTVないし。

しかし、宿題の論文を書いてばかりで新しい実験が全然進められていないので、そろそろ一日中実験を出来る体制を整えていかねばと焦る日々。

 

ちなみに、大学の福利厚生関係のページを漁っていたら、通勤路の途中にボルダリングスポットがある事が判明。曰く「登ったり降りたり、右に移動したり左に移動したりできる」とのこと。

早速寄って見てきた写真がこちらです。

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・・・某大学ばりの石垣?

 

 楽しい夏は始まったばかりです。乞うご期待!

visa取得

客観的にはかなり直前になったけれど、アメリカ留学のためのJビザを取得したので、参考までに要点をメモ(2014.05 時点での情報)。下調べの段階では、色々なブログにお世話になりました。感謝。昔の情報などをみるとドキュメントの名前が変わっていたりするので、その辺りは検索してヒットしたページの年月を気にする必要あり。

 

予習してざっくりイメージが掴めたら、米国ビザ申請のページを読む。

「非移民ビザ」の中にほぼすべての情報が書いてあるので、その通りにやれば基本的には大丈夫。初めてポスドクで留学する人はほとんどが「交流訪問者ビザ」になるはず。

最終的に用意した書類を以下に列挙。夫婦二人での同時渡米の予定。

 

  • DS-2019 (J-1)
  • DS-2019 (J-2)

 受入機関からの受け入れ証明に相当するので、visaを申請するためにまず何より大事。留学が可能な事を確定次第、受入先のボスにお願いして、大学等の担当事務の人に作成してもらう。この担当する人の仕事ぶり次第で、かかる時間に数週間から数ヶ月と差が出るというもっぱらの噂。自分の場合、人事担当の人に取り次いでもらいメールでやりとりし、大学独自の留学手続き専用ページにアカウントをもらって必要情報を打ち込んでから、連絡を入れたらすぐ次の週にはFeDexでDS-2019が二人分(J-1とJ-2 dependent)届いた。仕事早し。この時点でまだ2月。バーコードの上に書いてあるSEVIS ID number(Nで始まる番号。J-1とJ-2で別々)と、真ん中やや上に書いてあるProgram Number(J-1とJ-2で共通)が後のDS-160申請に必要。

  • パスポート

 有効期限が十分ある事。結婚等で名前が変わっている場合は早めに作り直しておく。ちなみに、過去10年以内に発行された古いパスポートも必要と書いてあるが、その古いパスポートの時にアメリカのvisaを申請した経歴が無ければ不要のようで、我々は受付で返された。

  • 証明写真

 かなり規定が細かい。写真屋さんには規定が厳しいから専用のを撮った方が良いと言われたが、我々は真っ白の壁をバックにデジカメで写真を撮って、写真編集ソフトでトリミングして顔の比率やピクセル数を合わせたjpegファイルを作成し、DS-160の申請用に用いた。同時に、全く同じ写真の高解像度のデータも作成して、こちらはフラッシュメモリに入れて近所のセブンイレブンで5cmx5cmでプリントアウトし、領事館での面接用に用いた。DS-160の申請画面中でデジタル写真のチェックが入り、このvaridationを通過していれば問題ない?

  • DS-160

 非移民ビザ申請のページからDS-160オンライン申請のサイトに飛んで、地道に作成する。よく言われるように、入力する情報が多くて時間がかかる。パスポートを手元に置き、渡航歴や受入先・家族・両親の情報などを揃えて置いてから始めると良い。一定時間作業しないと接続が切れるので、こまめに保存しながら入力していくと良い。夫婦それぞれで作成する必要があるが、J-1に続けてJ-2の入力に進めた気がする。作成が完了したら、バーコード付きのConfirmationページをそれぞれ両面で印刷しておく(PDF版を自分のメールに送る事もできる)。 

  • VISA申請料

 ビザ申請料金支払い方法のページからリンクに飛んで、指示に従う。DS-160の確認番号が必要だったはずなので、先にDS-160を作成しておく。支払い方法にはPayEasy対応のATMを選んだ。Pay-Easy用の収納機関番号・お客様番号や、ビザ支払いの受付番号など、途中で色々な番号が発行・表示されるので全部メモしたり印刷したりした。2人分一括支払いで35,200円。近所のゆうちょATMで支払い、そのご利用明細書はVISA申請時に必要らしいのでA4の紙に貼り付けておいた。システムの稼働時間にもよると思うが、ATMで支払ってすぐに、受付番号を用いて面接の予約が可能になった。

  • SEVIS I-901 Fee

  J-1ビザの人のみ、ビザ申請料とは別にクレジットカードでのSEVIS feeの支払いが必要。詳しくは交流訪問者ビザのページから。最後の支払証明ページを印刷しておく。

  • 面接予約確認書

 ここまで完了すればDS-160の確認番号とVISA申請料の支払い受付番号があるはずで、面接の予約ができる。混んでない時期ならすぐに予約できると思っていたら、3週間先の5月中旬が予約可能な直近の日だった。6月頭に渡米する事を考えるとミスはできない日程だったので、もっと早めに手続きをすれば良かったと反省。J-1とJ-2はまとめて予約するので、メールで送られてくる予約確認書を一応2枚印刷しておいた。

  • 戸籍謄本
  • 戸籍謄本の英訳

 婚姻を証明する書類として必要。ネットに落ちているテンプレを参考にして英訳を適当に自作。

  • 留学助成の英文証明書
  • 留学先BossからのOffer letter <一応>
  • 成績証明書(英文)<一応>
  • 修了証明書(英文)<一応>

 助成の証明書は、滞在費の出所がFellowshipからであることを証明するのにおそらく必要。それ以外は必ず必要かどうかは分からなかったので一応添付しておいたが、成績証明書などは開封されなかった。

  • 銀行残高証明 <間に合わず>

 一応必要かと思って、英文での残高証明を面接前日に銀行に発行してもらいに行ったが、郵送で3日ほどかかると言われて断念。助成の証明書があるためか、結果的には不要だった。

  • クリアホルダー

 J-1とJ-2それぞれ別に必要書類をまとめて、こちらを参考に順番にクリアホルダーに入れて面接に持参。

 

あとは、予約した大阪の米国領事館に行って面接を受けるのみ。1時間前の朝8時にはもう人が並んでいて、順番に中に入って手続きをするので、時間は厳密に決まっているわけではなさそう。先に書類のチェックと指紋採取してから領事の窓口に行き、英語でいくつか簡単な質問を受けたら、3日ほどでvisaが届くと言われて終了。

2日ほどでレターパックが届き、visaの貼られたパスポートと、写真以外のほぼ全ての提出書類がそのまま戻ってきた。

このvisaは、船便での海外引越の手続きやアパートの契約に必要になったので、パスポートとともに、visaのページはスキャンして保存しておくと色々便利。

名古屋より

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(Photo by Mikitoさん)

 

ご無沙汰しております。すっかり書かずにいたら1年以上開いてしまいました。

この一年間は、主に仕事に追われて山にも岩にもほとんど行く事無く過ごしていましたが、変化の多い年でほんと色々な事がありました。また振り返って、ぼちぼち写真なども載せていきたいと思います。

6月からは留学のためアメリカに引っ越しする予定で、こちらのこともまた更新して行きますので、これからもたまーに見てやって下さいね。

Best wishes!

お伊勢参り

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朝焼けの伊勢二見浦から臨む夫婦岩と、富士山が彼方にはっきりと。

 

頭が日本語と英語でごちゃごちゃのまま出張から帰ってきてすぐに、Gon氏の元同僚であるKatie&Tylerを連れてお伊勢参りに行ってきた。ふたりは3週間ほど日本を旅行していて、Gon邸をBase campにして関東や酸ヶ湯温泉(ここは絶対Gon氏の入れ知恵だ!)や北海道や京都を満喫してきて、最後に伊勢にも寄るという事で、僕も伊勢に行ってみたかった事もあり飛び入る事にした。

車があった事もあり、おかげ横丁伊勢神宮→居酒屋(僕飲めず)の後に、少し離れた二見にとっていた温泉宿に泊まり、コンビニ→フロ→ビール・日本酒という日本的旅行満喫コースで沈。

翌朝は日が昇る前に寒いなか海岸まで歩いて行き、幸運にも素晴らしい日の出を拝む事ができた。

その後は全然何も計画してなかったのだけど、日本的なとこでも連れてくかー、と近くにあった酒蔵へ。お忙しい最中だったようで申し訳なかったけれど、おかみさんらしき方に売り場を開けてもらって、美味しそうな生酒を購入。古くからありそうな蔵の外観も良く、うちの田舎の様な風景にとてもよく溶け込んでいて、コレが田んぼで、あれがお墓で、と適当英語で説明するそばからふたりは写真を撮りまくっていた。

桜や新緑の季節にはまだ遠い時期だったけれど、日本の日常風景ってのを最後に見てもらえて良かったのかな。

あとは寄り道しつつばたばたと名古屋駅まで送り、ふたりは翌日のフライトでAbiskoへと戻っていった。

 

ふたりは4月からアメリカに引っ越して新生活を始めるらしく、またいつかGon氏も交えてみんなで飲めたらいいなぁ、と思う。